手が小さい人、Rockな貴方には

手が小さい人、Rockな貴方のための邪道なクラッシック・ギターの選び方&使い方

ここでは貴方を悪の道にさそう「普通」ではない「外道」なアドバイスを紹介します。

私は特に手が小さい訳ではないけど(ピアノのオクターブ+1音も届きます)、
それでも普段エレキギターをメインで弾いているとクラッシックギターはかなり押さえづらいと
感じます。実際、コードがうまく押さえられないとか、指が届かない、ツラい、といった理由で
ギターをやめてしまった人を何人か知っています。

もし誰かが短か目の640とか630mmスケールのモデルを買って、それでも
「うーん、まだ弾きにくい」
と感じたら、もうその人は救いようがないのでしょうか?

そこで私がお薦めする解決策とは;

「カッタウェイのあるクラッシックギターの1フレットにカポを付けて使う」

です。
え?カッタウェイ付きのギターには抵抗がある?
あーた、何をおっしゃいます!ルックスがちょっと位「下品」になるからって
それがなんですか?そもそもミュージシャンならば新しいものをどんどん試したり、
受け入れたりする柔軟な姿勢じゃないといけませんっ!!
それに見た目の「格調」にこだわってロクに弾けないよりは、邪道でもいろんな曲弾けた方が
楽しいでしょ?

さて、そんな訳でギターを選ぶ時の基準としては;

(1) カッタウェイのあるモデルを買いましょう。この流れではあたりまえか・・。

ほとんどがエレアコ(念のため注:エレクトリック・アコースティックの略。
アンプに繋いで弾けば大きな音も出せるよってシロモノです)だけど
アンプを使わないといけないという決まりはないので問題ないです。
逆に「アンプも使えるんだ」とポジティブに考えた方が気持ちが良いです。
(あのジョン・ウィリアムスだってSKYの時にエレアコを使ってたって事を
思い出せば許せるでしょう?)

(2) 当然ですが生音が良いやつを買いましょう。

エレアコって結構高い機種でも合板トップだったりするから注意。
逆にそこそこ安くても単板って機種もあるので、この辺がねらい目かも?

ナイロン弦のエレアコでもソリッドボディの物(ボディが箱に
なってなくて板きれ状のやつ)はクラッシックギターリストならば
買ってはダメです。あれはアンプにつなげて弾く事しか考えてない設計なので。

あと、どちらかというとJazzやフュージョン系での使用を
主にターゲットとしたモデルは、音が全然クラッシックっぽく響かないのがあるので
そういうモデルも避けましょう。これらは目指している音色が普通のクラッシックギターとは
違う物に設定されています。(例えばブレーシング・パターンを変える等してる)

ま、音の良し悪し、好き嫌いがわからない人は解る人に選んでもらいましょう。

(3) 弦高が低めのモデルを選ぶ。

これって初心者なら特に大切な事だと思います。
弾きやすさが全然違います。って事は上達速度だって違うという事。
あんまり弦高が高いと押さえた時の音程も悪くなってくるし・・・って
まあ、音程に関してはナイロン弦はスティール弦に比べればあまり深刻な
影響は無いんですけどね。

逆に、あまり弦高が低過ぎると今度は強く弾いた時に弦がビビりやすい

(4) 指板にポジションマークが付いていない物を選ぶ。

1フレットにカポを付けるつもりなので、ポジションマークが指板に
付いていたら絶対にダメ。これで練習すると他のギターが弾けなくなってしまいます。
だから付いていないモデルを買って、自分で6, 8, 13フレット
の所のネックの「横」に自分で分かるような印を付ければバッチリです。
ネックの横の5, 7, 12の位置に元々ポジションマークが付いているのは大丈夫です。
これは単に黒のテープか何かで見えなくしちゃえばOKなので。

(5) 弾くのに邪魔にならないカポを買う。

物によってはローポジションを押さえる時にカポが邪魔ってのがあるので
いろいろと試して見ましょう。(高いモンじゃないし)
カポを変えると音質も微妙に変わるかも?というマニアックな
楽しみ方もあります。
(マジメな話、特にカポの質量が違うと響きが変わるのが解る事があります)

「小さいギターがいいなら合奏用のアルトギター買ったら?」という意見もありますけど、
音域も違うし私の経験上あのギターって、かなりお金を出さないとまともに鳴らないので合奏以外の
目的であれを買うのはあまりお薦めできません。
と、言うか・・合奏やるなら尚更の事、メンバーの誰か一人でもカッタウェイ付きモデルを持っていれば
その人に高い音域のパートを担当してもらえますね!やはりカッタウェイ付きギターは使えます!

ほんとに手が小さい人は2フレットにカポをつけてもOKだし、子供だったら5フレット
あたりでもいいかも? とにかくカッタウェイがあってポジションマークが指板に付いて
いなければ融通が効きます。

どうでしょう?もし貴方がすでにクラッシックギターを持っていて(又は試してみて)、
押さえるのがつらいと感じた事があるのなら試しに1フレットにカポを付けて少し弾いてみて下さい。
弾きやすさがもう別世界ですよ。あとはチューニングを半音下げるかどうかは、そのギターの
響きとか、誰かと合奏するのか等を考えて自分で決めましょう。

(注意:この外道法は御自分のリスクでお試し下さい。
「お嬢様にエレアコを与えたのがきっかけでロックンローラーになってしまった」
とか、
「カッタウェイ付きのエレアコを持っていったら合奏団をクビになった」
「コンクールの予選も受けさせてもらえなかった」
「同期のあいつの方が先に出世した」
等といった苦情は受け付けませんよ)


ちなみに最近私はRamirezの2CWEで1フレットカポを実践しています。

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