シカゴ・ミュージックシーンの
エース的存在、Joe Becker。
現在彼はレコーディング
スタジオ、セッションワーク等
あらゆる局面でTSUBASAを
メインに使用しています。







Guitar Player Magazine
より:

Joe Beckerは4歳からギターを
始め7歳からJonathan Brandmier
のラジオ番組に何度も登場した
事により「ギターの天才児」として
アメリカ中に認知された。

その後何年にも渡ってさらに
技能を研ぎ澄まし、2002年には
Jason Beckerのtribute album
にも参加した。教材CDや
映画音楽のサウンドトラック等、
活動の範囲をさらに広げている。
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      Photo Courtesy : Dave J. Hall
 
Click here for music posters


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彼は非常に万能でリリカルなプレーヤーだ。
切り裂くようなキャッチーでメロディアスな
フレーズは時にJoe Satrianiや
Eric Johnsonを彷彿させる。

MIKE VARNEY - [CEO Shrapnel Records, 
Tone Center and Blues Bureau]
GUITAR PLAYER MAGAZINE 2005



以下のインタビューは2005年4月13日、Chicagoの
House Of Blues Hotelで行われました。


YSW    七歳にしてギターの天才として紹介されラジオ出演をしていたのですが、
いったいどうすればそんなに早く楽器をマスターする事が可能なのですか?
  
Joe さあ?わからないな。そもそも俺は一度だって「天才児」って言葉が
自分に適当だと思った事はないんだ。「talented (才能がある)」って言われる
くらいなら喜んで受け入れるけどね。
確かに俺はたくさん練習したし、30年以上ギターを弾いているやつに
絶対に出来ない事もすぐにプレイ出来たね。でもそれはつまり、単に耳と
身体的反応が良くて、ある程度の創造性があったって事じゃないかな?(笑)
 

 
YSW 貴方はJason Becker Tribute Vol II.に参加していますね。

Click here for music posters
Joe Jasonは絶対にこのインタビューを読むだろうから、まず言わせてくれよ。

"DOOOOODE!  WAASSSSUUUUUUUUUUUUUP!!!!".

さて、Jasonこそ俺にとって本当のギターの天才だよ。あのアルバムの
タイトルトラックをレコードした時、俺はちょっとネオ・クラシカルの入った
保守的なものをやりたかったんだ。それと同時に彼に対する俺の気持ちを
入れたつもりなんだけれど、その二つがうまく表現出来たと思っているよ。
彼は全くクールで素晴らしいよ。これを読んでいる人は絶対に彼の
WEBサイトに行ってくれよ。
www.jasonbecker.com.

Note :  Jasonの"Jams"アルバムのインサートにもJoeの写真があります。

YSW プロフェッショナル・ギターリスト、ルシアー、そして製品コンサルタント
(注:彼は多くのメーカーの製品アドバイザーもしている)の貴方は、
TSUBASAというギターをどう見ますか?
 
Joe 実は俺が使っているのはカスタムだからスタンダードとは少し
仕様が違うんだけど、こいつは本当にBEAUTIFULだよ!!!
俺はいくつもギターを持っているけど、これは本当に良いギターだね。
言葉で説明するのは難しいけど、クラフトマンシップも正気とは思えない
くらいの良い出来だよ。
 
YSW TSUBASAのどういう所が気に入っていますか?
 
Joe 二つあるね。音と弾き易さだ。この音がボルトオンされたWINGと
ピックアップのコンビネーションから来るのかどうかはわからないな・・・
それにしてもこいつはモンスターだよ。 それにデザインがすごく
PRETTYだ。写真だとわからないかもしれないけどね。
 
 
YSW 貴方は非常に多くの演奏スタイルがありますが、どのプレイが
「本当の」自分なのですか?
 
Joe WOW ! それはタフな質問だな。やはりメインはブルースって事になるかな?
でもVan Halenっぽいブルースだな。ほら、もっとフリーでハイパーな
方向に押し進めた感じだ。でも、俺はある音楽をやる時にそのジャンル
では普通やらないようなテクニックを使う事が多いから、むしろ
フュージョンって言った方が合っているのかもしれないな。
 
YSW 貴方のソロ・アルバム"Warped Sense"について聞かせて下さい。

 
Joe たくさんの変な物があのアルバムには入っているよ。最初の息子が
生まれる前の二年ほどはギターを全く弾けなかったんだ。でも息子を
見て、彼に子守唄でも書いてやろうと思ったら又弾けるようになった。
その子守唄も録音したし、その後で他にもちょっと思いついたアイディア
とかいろんな物を録音したんだ。だからあれは専用スタジオを造っている
最中に自分用に造った、デモとプロ・レコーディングの両方が入った
アルバムなんだ。中にはフレーズの断片やブルース、クラシック、
ハワイアン等、とにかくクールだと思ったものがいくつか入っているんだ。
多くのファンから、「なんでもいいから何かリリースしてくれ」ってせがまれて
いたから、「正式なアルバムじゃないけど、今はこれでも聴いていて」
というつもりでリリースする事にしたんだ。
 
YSW そういった普通でないCDリリースもファンにとっては魅力ですよね。

その後貴方は"Voices In My Head"という実験的なアルバムに参加して
エレクトロニック・サウンドや環境音楽、フリージャズ、ノイズ等を録音
しています。多くのファンが待っていたはずの所謂ギターアルバムでは
全くないのですが、このアルバムに参加した貴方のコンセプトは
なんだったのですか?
 
Joe 実はあのアルバムトラックは"Evil Awakening"っていう映画で使った
やつと同じ物なんだ。ブルースなんだけど、「悪のブルース」が
ギターのオーケストラと混ざったみたいな、とてもフランク ザッパ
みたいな音楽だよ。 多くの人が俺はザッパやSteve Vaiの影響を
受けているって言うんだけど、それはつまり俺も彼らみたいに
何かを創造する事についていつもオープンな姿勢だって事だと思うよ。

 
YSW 貴方の叔父はあのJoe Kellyだそうですね。
(注:Joe Kellyは"G-L-O-R-I-A"のヒットで知られるShadows Of The Knight
のリード・ギターリスト)
貴方が小さい時に彼からギターを習ったのですか?だからこそ「天才児」に
なれたのですか?
 
Joe いいや。本当の所、彼とは数回しか会った事がないんだ。
 
YSW 貴方はさらにJohn Belushiの家族とも幼少期に親交があったそうですね。
(注:John Belushi :Blues Brothers / Saturday Night Live)
何か音楽教育をそこで受けましたか?
 
 
Joe いいや。俺の家族と交際を始めた時はすでにJohnはいなかったしね。
他の誰もがそうであるように少しは彼の影響があったとは思うけど、
特別に強く影響されたって事はないよ。
でも、あの家のトイレに行くたびにたくさんのBlues Brothersの
ゴールドディスクを見るっていうのはクールな経験だったよ。
 
YSW これからの活動のプランは?
 
Joe 俺のTSUBASAと共にロックし続ける!
Keep rockin' with my Tsubasa, man!
新しいアルバムが完成したら多分ギターのインストラクションDVDを
出す事になるだろう。それと、きっと次のNAMMで仕事をする事になると
思うよ。

  www.joe-becker.com
 
 


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